通常なら街中に月餅を売るお店が並び、旧市街には中秋節用の飾り付けやおもちゃを求めて大勢の人が集まって賑やかなのですが、今年はロックダウンのためにお預けです。
まだ全開という訳ではないですが、私が住むタイホー地区は規制が緩和されて大分お店も開き始めました。そんな中久しぶりにバイクで流していたら、たまたま中秋節のおもちゃを売っている店を見つけました。
おお、おもちゃ売ってる!なんてお店を見つけて立ち止まってたら、前から親子連れが歩いてきました。
ほら、交通量増えてるでしょ!でもこの一本奥はまだ封鎖されたりしてるんだよねえ。。
この親子、どうやらおもちゃを買いに来たみたい。ベトナムの中秋節は子供のためのお祭り。ロックダウンでなければ、獅子舞が舞ったりして町中賑やかだったはず。
あれこれ指差してますね。何がいいのかな?
悩んだ挙句、近くにいた犬に興味を示す男の子。お母さんも苦笑い。。(お母さんのカチューシャもすごく気になりますが。猫耳?)
まさか「 Đèn Ông Sao(お星様ランプ)」が見れてなんだかほっこり。これは中秋節には定番のおもちゃで定番なんでう。ちなみに Chiếc Đèn Ông Saoという歌もありますよ。
Đèn Ông Saoは 五芒の星の形をした紙製のランプで、諸説あるようですが五つの角を持つ星が五行を象徴するというのが代表的なようです。人間の生活に必要な5つの要素と世の中の均衡を表し、不運を払い幸福を祈る意味が込められてるそう。
すぐ隣のカフェの奥では、お姉さんがランニングマシンで汗を流していました 笑。
中秋節は子供のお祭りなので、大人になるとワクワク感は消えちゃうみたいですね。ただ月餅を配るので大人ならではの忙しさはあるのかもだけど。。。
第4波のロックダウンで季節感もなく月日が過ぎていた中、街の風物詩に出会えてちょっと気持ちが踊った出来事でした。