2021年の旧正月の大晦日は、フーコック島である南部の家族と一緒に年越しをしました。しかも、lì xì (お年玉)まで頂いてしまった。
私が一人で宿泊していたので、大晦日は一緒に食事をしようとホテルの人たち(家族・親族)から誘われたのでした。
いや、普通のホテルならこんな風に誘ったりしないと思いますよ。一人で静かに過ごそう〜と思ってたけど、これは想定外でした。
ここに到着した日はもう少し人が多くて(この家族の知り合い)賑やかでした。そこに日本に数年住んでたっていうベトナムの方がいて「日本に住んでる時は寂しかった」と話してました。(ホーチミン出身でアメリカ育ち)多分、日本ではベトナムのように一人でいても声かけてくれる訳じゃないし、人と人の距離も遠くて疎外感を感じるのかもしれません。
ベトナムのお正月に欠かせない"Bánh Tết"これは南部版(写真中央↑)。北部では"Bánh Chưng"と呼ばれるベトナム風ちまきを食べます。実は前日の夜に体全身に蕁麻疹が出た事もあり、私専用にフルーツを用意してくれました。ただ一晩寝たらすっかり治りましたが。。あれは一体何だったんだろう。。
夜もだんだん深まってきた頃、こんなキノコを使ったお酒まで登場。こんなキノコがあるんですね、初めて見ました!
そして、ついに時計が0時を回ると。。。Chúc mừng năm mới!
お年玉タイムも!実は0時になる前に、皆んな(特に大人たち)服を着替えています。お婆ちゃんの服も上から2枚目の写真とは違うんです!お年はまず孫がお婆ちゃんに渡し始めました。私は、子や孫が親へお年玉を上げる時はlì xìでなく mừng tuổiと言うのを初めて知りました。
さっきまで Tシャツ短パンだったのにドレスアップした女性陣。そしてバナナのアロハに着替えるお兄さん。
ここにもアロハ姿のおじさんが。。お兄さんとは親子。孫がお婆ちゃんにチューしてます。
お父さんが娘にお年玉をあげ始めました。後ろで並んでその時を待つ奥さんと娘さん。
奥さんにもチューです。仲がいい!奥さんも旦那さんにお年玉あげていましたよ。
で、私もお年玉頂きました。嬉しいなあ。ちなみにこの日、大晦日の夜にハノイから着いたばかりと言うMさん(私の前に座ってる方)も参加。私と入れ違いで、ここに1週間ステイするとのことでした。
そして皆んなで記念撮影。こんなお正月を迎えるとは思いませんでしたが、いい思い出になりました。
翌朝2月12日(旧暦で元旦)の朝日を拝みました。大晦日も過ぎてしまえばあっという間。私はテトをこんな風に誰かと過ごす事がなかったので、とても新鮮でした。ベトナムに長く住んでるのに、何やってんですかねえ。
とにかく、また来年のテトに向かって走るべし。それは必ずやってくるので。