Under The Same Sky

アシュタンガヨガを練習しています

3月の旅@クイニョン

3月にクイニョンというベトナム南中部へ行って来ました。初のクイニョンです。

その時期のハノイの天気がちょ〜っと重く、気分も沈みがち。どうにかしたい。。そんな時は旅!と思って選んだ先がクイニョン。そして高い空と青い海が近くにあればいい、そう思って滞在したのがBai Xepビーチ。ハノイからクイニョンまでは飛行機で1時間40分ほど、フーカット空港からこのBai Xepビーチまではタクシーで50分くらいかかりました。

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ザッパーン。。ああ、春の北部にはない太陽の光と開放感。それになんて爽やか。気温も高いけど湿度が低いので暑さを感じません。
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ブーゲンビリアも空の青に映て鮮やか。
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地元のQui Nhuonビールがあったのでつい頼んでしまった。ちなみに、この宿にあった手作りジンジャーエールが美味しかったです。
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宿のそばにある岩陰に、なぜかサラスワティらしき置物が。
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この日は確か満月だったはず。月が綺麗でした。
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もちろん海にも入りました。海は綺麗なんだけど、残念ながらゴミが。。。海に入ると、ビニール袋やらお菓子の袋がプカプカ浮いているのが分かります。気になるので拾うことに。海で拾ったビニール袋にゴミを集めました。別にゴミ拾いのために来た訳ではないんだけど 泣。
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夕方ごろ、砂浜の手前の方にはローカルのシーフードの露店が並び始めます。新鮮な魚介を求めてお客さんで賑わってました。ただ。。。お店の人がゴミをガンガン海に捨ててるではないですか!朝方になると、夜捨てられたたくさんのゴミがプカーっと浮いていました。
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ゴミを宿の持ち帰った時、宿泊先のスタッフが以前はもっとゴミが多かったと教えてくれました。特に岩場はゴミだらけだったとか。
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宿の窓から見た朝日です。ああ、やっぱり朝は明るい方がいいなあ。。3月のハノイではこんな朝日は見られない。国内の旅は思う所はまあ、色々あるけど、行った事のない場所に行くのは楽しいです。コロナがなければベトナム国内旅行もしなかったかもしれないし、なんてね。

ちなみに、ベトナム連休はハノイで過ごしておりますよ。

 

ハノイ雑感

建設ラッシュが続くベトナム。私が住んでいるハノイも新しい建物がドンドン建ってます。これはまだまだこの先も止まらないんだろうなあ。

それで数年前からふと感じてること。それは、建設現場に少数民族の人たちが働いてること。特に、ハノイ西北部に住むターイ族(Dân tộc Thái)かな?と思われる男女(特に女性)をよく見かけます。

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ターイ族の女性は長い髪をくるくるっと頭の天辺で結っているのが特徴で、彼らがまとう民族衣装を着ていなくても何となく分かるんです。男性は体がキン族(ベトナム人)より小さくて、仕事がない日は夫婦で歩いているのも見かけました。(ちなみに、西湖で釣った魚を焼いている所も。。)

ベトナムも高速道路が出来て、ハノイから郊外やサパなどの観光地に行きやすくなりました。本当に便利になったと思う。一方で山奥に住む彼らも、都会へ働きに出やすくなったのかなと思います。
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そして同時に感じることも。ちょっと前のベトナムハノイ近郊の農村に住む人たちがハノイに出稼ぎに来ていた時期がありました。そしてハノイ駅はたくさんの労働者が集まったと聞きました。昔のハノイ駅、どんなだったっけか。。旅行者といえばバックパッカー。華やかなイメージはないな。今はベトナム人観光客もたくさん乗り入れるようになって、大分客層は変わったと思う。
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そして今、農村部に住むベトナム人たちの多くは職を求めてベトナムを離れるようになり、その代わりに少数民族の人たちがハノイに出て仕事(特に肉体労働)をするようになったのかな、と感じてます。

女性も男性と混じってこんな建設現場で働いてます。

逞しい、だけでは片付けられない。

 

 

 

感じ方について

「週1で1年ほどヨガクラスに通っているのに、体が柔らかくなりません。」

なんて話を、以前ヨガスタジオでクラスをしていた時に聞いたことがありました。

一方で、数日ヨガの練習をしないと体が硬く感じる、と話す人もいます。例えば「数日お休みしたから練習してないから体が硬いです。」とか、そんな感じ。彼らはヨガクラスに通って半年も経っていません。ただし、週に継続して(毎日でなくても)ヨガの練習をしています。

ヨガの練習といっても練習の回数や量などは人それぞれ、それと同時に練習を通して自分の身体の変化に対する感じ方も、本当に人それぞれ。みんな同じという訳ではありません。もちろん私も、です。

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ヨガスートラ1-22

mṛdumadhyādhimātratvāttato’pi viśeṣaḥ

ヨガ実践者の熱心さは「ゆっくり」「ほどほど」「速く」と、その目的(サマーディ)に到達するまでのスピードは違いがある。そして、それに応じて成就までに至るまでにも差異がある。

*直訳でなく、解釈です。 

ヨガは誰にでもできるもの。ただし、練習に対して「軽く」「ほどほど」「熱心に」取り組むかで、練習の理解や深さにも違いが出てきます。そして、ヨガの目的に達成するまでにも進む速さが変わってきます。

練習の取り組む姿勢によって、その理解や到達するスピードに違いが出てくるのは当たり前。

「どうして出来ないんだろう」「こんな風に体が感じる」って、大体自分の中に答えがあります。

そんな答えを見つけるのに、ヨガって最適なツールだと最近になって改めて感じます。

 

火炎樹

今日のハノイは晴れ!朝からとても爽やかな天気でした。青空は久しぶりなのでやはり嬉しい!やっと春の長雨の季節も終わり、ちらほら火炎樹の花も咲き始めて本格的に夏モードに突入かな?気がつけばもう4月も終わり、5月がやって来ます。ベトナムは明日から連休(4月30日南部解放記念日、5月1日メーデー)入るせいか、今週に入って交通量も大分減ってすでに街中は休日モードな気配です。

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そんな連休前の今日(29日)、ベトナム北部とホーチミンで市中感染が出てたとのニュースが。北部にあるその人口1000人の村はロックダウンとのことでした。最近のベトナム新型コロナウイルスの感染傾向は、海外からの入国者が陽性だったケースばかり。(今回は日本からの帰国者が陽性だったようです。)お隣のラオスカンボジアも感染者が増えて今はロックダウン中、なかなか一筋縄では行きませんね。

 

ロンビエン橋

先日、ロンビエン橋(Cầu Long Biên)を通りました。久しぶり!

ロンビエン橋は、ホン河(紅河)にかかる全長1700メートルの鉄橋です。フランス植民地時代に、ハノイとハイフォンを鉄道で結ぶ目的で建設され、1902年に竣工しました。1980年代半ばまでは、鉄道をはじめ自動車やバイク、自転車、歩行者全てが利用されていたようです。その後、1985年にチュオンズオン橋(Cầu Chương Dương)が完成した後は一時期自動車とバイクの通行は禁止していましたが、渋滞が激しく2005年以降バイクの通行が許可されたそうです。

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Gia Lam(ザーラム)からLong Bien駅(ロンビエン駅)方面に渡った時の写真です。今週のハノイは安定の曇り空。ただし、湿度が低くて涼しいです。 f:id:wasami:20210428191350j:image

AN TOÀN GIAO THÔNG LÀ HÀNH PHÚC CHO MỌI NHÀ

「交通安全はみんな(全ての家族)の幸せ」橋の上にプロパガンダが揚げてあります。

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交通量が少なくてよかった。

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丁度前から列車が走って来ました。電車でなく、列車です。

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ホン河にかかるチュオンズオン橋。

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橋の上で物を売らないように注意書きがありますが、向こう側では野菜を売ってました。

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何か落としたのか、仕切りに河の下を見てた若いカップルがいました。

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ここで生活してる人もいるよね。

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ザ・鉄。鉄臭いです。

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そういえばここ数ヶ月、あまり街撮りをしていませんでした。多分、天気のせい。。だって暗いし気が乗らなかった。さすがに今までのように雨も降らないと思うので、外出時に街撮りしよう!と思いました。

 

長い1日

週末のトレッキングに参加しました。

今回はハノイから西部に位置する ホアビン省 にある小さな村です。行く途中にHoa Lac(ホアラック)ハイテクパークと呼ばれる、科学技術などに特化した工業団地があります。目的地にはバスで大体1時間ほどで着きました。

さて、午後3時トレッキング開始。ただ、この時は誰一人としてこの日が長い1日になるとは想像していませんでした。。。

気になる方は最後までお読み下さい。

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あの山の右側を目指します。緑が深い山々と、稲がすくすくと育った田園風景が広がります。

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ハノイでは見ない野の花が、可愛い。

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この日は薄曇りで、とても蒸し暑い日でした。

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これから心臓破りの山道へ。。

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どうやったら効率的に足を進めることができるのか、その辺を考えて歩くのが楽しい。

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ちなみに走る方もいらっしゃいますが、私は走らず歩きます。あくまでもマイペース。

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そろそろ頂上?

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周りの山が低くなってきました。

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そして到着。暑い!もうヘロヘロです。。。ここで残りの参加者を一旦待ちます。

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続々と登ってくる参加者たち。

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あの山の先まで登りに行った強者が2名いました。

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さて、ここが折り返し地点。これから降ります。

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こんなところも通る。野薔薇が咲いていて、トゲで腕が傷だらけ。長袖や軍手はあった方がいい。

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ちなみにここで迷う私。周りに人影がなく不安になりましたが、少し待ってたら後ろからひとが!よかった。。。一緒にスタート地点を目指しました。そして、無事に到着。続々と参加者が戻って来ます。

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約3時間のトレッキングが終わって、そろそろハノイに帰ろうとしたその時、なんと参加者1名(ベトナム人の少年)が戻ってないと判明。しかも誰も彼の連絡先が分からない。皆に緊張が走りました。

この辺りは電柱も民家もなく、日が暮れすでに薄暗くなっています。主催者と山歩きに慣れている数名が、ヘッドランプを付けて再び山へ入って探しに行きました。残された参加者もこの場に留まり、先に車で戻った参加者や関係者に連絡したり、とにかく少年の無事を願いました。。。

その後、少年は見つかったものの怪我をしていることが判明。ホアビンの医者と看護婦さん、そして近隣の住民がバイクで救助にやって来ました。その後も、数名の住民男性がバイクでやって来て山へ。人出が足りないのか、山の中から呼んだようでした。

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夕方6時過ぎに救助に山に入ってから数時間、なかなか山から降りてくる気配がありません。そんな中小さな光が暗闇の中に見えました。

それは蛍。

ただただ待つ事しか出来ない私たちの前を、蛍がゆっくりと飛んでいるのが分かりました。。(ちなみにこの地にはヒルもいました。噛まれた人がいたので。)

夜10時を過ぎても、まだ山に入った人たちは戻って来ません。山の中で一体に何が起こっているのか。。。待っている私たちには分かりません。ただ時間だけが過ぎて行きます。親子連れなど、ハノイから迎えを頼んだ人たちは先に帰って行きました。

あたりは既に真っ暗、光は持ってる携帯と大型バスと車1台。山の中に入った人たちが分かりやすいように、時折バスや車のライトを照らします。時折山の方からヘッドライトの光が見えて一喜一憂する私たち。

その後、山に入った医者と看護婦、そして住民数名がやっと戻って来ました。どうやら少年は足を滑らせ10メートル近く落ちたらしく、片足を骨折していて運ぶのに時間がかかるとのこと。それから1時間ほど待って、少年が下まで降りて来たのが深夜12時半近く。救助に入った参加者や住民たちも無事に戻ってきました。この時霧雨が降り始めて来て、雨が降る前で本当によかった。(ちなみに、救助に入ってた参加者の一人が救助風景を撮影ていました。。)皆さん、本当にお疲れ様です。

とにかく(怪我はあったものの)戻ってきてよかったと胸を撫で下ろしました。少年は車に乗せられ、医師の判断でハノイの病院へ運ばれました。 山からの救出にかかった時間は約6時間、その数時間前から山で怪我をしてると思うので、少年もよく頑張ったと思う。早く回復するといいよね。

 

ちなみにこの日、私が家に着いたのは深夜2時半。とても長い1日となりました。

昨年の今頃は

 昨年の今頃まで、ベトナム新型コロナウイルス対策として社会隔離措置を行っていました。そう、そして今日(4月23日)はハノイホーチミンなどの一部の地域の隔離措置が緩和された日です。あれから1年経ったなんて、なんとも不思議な感じ。

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それから今日まで、市中感染が発生した地域では時折隔離措置が施されたりしましたが、コロナには注意しつつも生活自体は普通に戻っています。正直なところ、1年前の社会隔離措置がもう遥か昔のような気がします。いつの間にか、Withコロナの空気に慣れてしまってるんだろうけど。f:id:wasami:20210422214529j:plain

まあ、そのくらいベトナム国内は穏やかな日常に戻っていますが、新型コロナ前と同じような日常とかというと、当然そういう訳ではありません。。国外への行き来もまだ自由には出来ませんし。ワクチンについては、先月から医療従事者の接種が始まりました(英アストロゼネカ製)。国内ワクチンもも開発を進めてるみたい。ただ、ベトナムに住む外国人は多分大分後になるんだろう、きっと。

新型コロナ前では当たり前だったこと、新型コロナで当たり前になったこと、そして今後考えもしなかったことが日常となってく?

来年の今頃は何を考えてるんだろう。日本の家族とはいつ会えるのか。。

早く世界的に新型コロナが収束しますように。