普段何気なくしている呼吸。
起きている時も眠っている時も、生まれてから一度も休むことなく私たちは呼吸を続けています。毎日当たり前すぎて、あまり意識することのない呼吸ですが、呼吸を整えることで体をリラックスする効果があります。
今、コロナ禍で外出できずに部屋の中で生活する人もまだまだ多いと思います。仕事も生活も同じ空間だったり、外出制限があったり、ストレスフルな日常を過ごしていると、疲労や憂鬱な気持ちになることもありますよね。
気分が乗らない、落ち込むなあ、なんて感じたら、少しだけ呼吸に意識を向けて深呼吸をしてみましょう。
そもそもストレスによる体調不良の原因は、交感神経と副交感神経のバランスの乱れが大きく関わっていると言われています。心身を健やかに保つには、自律神経(交感神経と副交感神経)がバランス良く働いた状態が不可欠です。イライラしていたり気分が乗らないなど、ストレスを抱えていると浅い呼吸になりやすく、体も緊張状態に。ちなみにパソコンやスマホで長時間作業している時の呼吸も浅くなりがちです。
そこで今回は簡単な呼吸法をご紹介します。
簡単な呼吸法
- 仰向けになって膝を軽く曲げる。この時膝は腰幅程度ひらく。
- 両手をお腹の上に軽く置いて、軽く目を閉じる。
- 息を吐き切ったら鼻からゆっくり息を吸う。
- 口(鼻)からゆっくり息を吐く。この時にお腹が凹むのを両手で感じましょう。
- 呼吸に意識を向けながら3と4を繰り返す。
*仰向けになった時は顔や体が力まないようにしましょう。
*初めての方はまず鼻から吸って口から吐く方法で、慣れてきたら鼻から吸って鼻から吐くようにしましょう。
*呼吸をしているときは肩が上がらないように注意しましょう。
*まずは15~20回試してみましょう。
大きく息を吸って吐くことで、気分が落ち着いてリラックスする効果があります。また意識して深く呼吸することで、凝り固まって緊張していた体がほぐれていく効果も。
なんだか気持ちが疲れたなーと思ったら、少し呼吸に意識を向けて、一息しっかりと深呼吸してみてね。夜寝る前にもおすすめです。
それでは明日もよい1日をお過ごし下さい。