3月も終わり、もうすぐ4月に入ろうとしています。ハノイは相変わらず曇ってばかり。その上湿度がグンと上がって、自然と床もお肌もしっとり(湿度90%近い) 。
朝練時の汗も肌にジリジリとまとわり付く感じです。。毎朝のヨガ練にはなかなかしんどい土地だなだと、我ながら改めて自覚して過ごしてます。朝日とか、日差しとか今ほぼ無ですよ、無。
ただし私がこのハノイに来たのは、この湿度の高い土地だからこそ花ひらいた「漆画」が理由でした。当時、たまたま渋谷で開催していた「漆画展」と「季刊銀花」という季刊誌を読んだのがきっかけで、ベトナムの漆絵に興味を持ち渡越に至ったわけです。あの頃(20年以上前)はどうしたらベトナムに行って「漆絵」を勉強できるのか全くわからず、まずはベトナム大使館に電話したのを覚えています。なっつかし〜。
ほとんどダメ元で電話したら、ベトナム大使館の人から「この人に連絡してみて!」って言われた人を辿ってたどって、ハノイまで来てしまったんだなあ。
漆って、空気が乾燥していると乾かないんです。漆が乾くにはやはり高温多湿な気候でないと。。まあ、とはいえ、その後美術や芸術活動などしてないし、こんな風に今ヨガをしているとはね。ベトナムに居ながらも人生色々です。
画像の絵は、ベトナム漆画を代表する画家Nguyễn Gia Trí氏の屏風絵です。ハノイにあるベトナム美術博物館にも展示されてます。
色々とサーチしてたら、ベトナムの漆やNguyễn Gia Trí氏を綴ったブログを見つけました。
Artist: Master Nguyen Gia Tri (1)thaiurushi.wordpress.com
鬱々としちゃう天気ですが、ベトナムに来るきっかけにもなる土地(漆画があったから)だったのでしょうがない。ハノイだったから(フランス植民地の影響もあり)、こんな表現方法が生まれたんだと思えば感慨深い。
それに、やっぱり今の私だって居ないわけで。