Under The Same Sky

アシュタンガヨガを練習しています

2024 明けました

明けましておめでとうございます。

年始から日本は地震や事故など、心が締め付けられる出来事が続いていますね。被害に遭われた皆さんに心よりお見舞い申し上ます。

 

年末年始のマイソールは毎日変わらない日常が流れています。練習も1月1日から始まりました。ただ1日の0時をまわった時、突然パンパンと外から音がしたので何かと思ったら花火でした。もう寝落ちしてたのに。。。インドは日本のようにクリスマスもお正月も盛り上がる感じではないけど、イベントとして装飾したりパーティーしたりして楽しむ人たちが増えている感じがします。

1月1日は月曜日、シャラではいつも通りプライマリーレッドとセカンドレッドの練習がありました。私はセカンドレッドに参加、そのあとは日本人で集まってお雑煮とお汁粉を頂きました。大晦日は年越しそばも食べましたよ。

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1月1日にはインド人の家の前にニューイヤーらしい華やかなコーラムが描かれていました。コーラム(Kolam)とは南インドに伝わる文化の一つで、玄関の前などに米粉や色粉を使って描かれる模様です。コーラムは家に繁栄をもたらすと考えられていて、毎朝新しいものを描きます。朝散歩をしていると、コーラムを描く女性を目にします。基本的にコーラムを描くのは女性の仕事です。
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簡単そうに見えるけど、結構難しいんですよね。指先から粉を落としていくんだけど、なかなか均等に線が引けない。。(試したことがある)こんな風に描けるのは長年の練習の賜物だと思います。
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お正月に食べたお雑煮とお汁粉。その他にサラダなんかも。。食材も限られるのでシンプルだけど本当に美味しかった。

私のマイソール生活もあっという間に残り1ヶ月。残りのひと月って早いんだよね。世の中色々ですが、今の環境を大切に日々過ごしていきたいと思います。

2024年が穏やかで実りある年になりますように。

今年の振り返りと年末のご挨拶

晦日にこのブログを書いています。

2023年を振り返ると、とにかく変化の一年だったというのが正直な気持ちです。だって去年の今頃はハノイにいてこの生活がまだ続くと思ってたから。なので日本に戻って、「ごくごく当たり前に続くと思ってあの生活が目の前からなくなる」っていう環境の変化を受け入れることが大変だったから。もしかしたら表面上普通に過ごしてるように見えていたかもしれないけど、心と思考の擦り合わせがなかなか出来なかった。ブログもなかなか更新できなかったし。そんな自分の気持ちとは裏腹に時間だけが過ぎていくのももどかしかった。何をしたらいいのか、するべきなのかを考えるんだけど定まらなくて。(日本にいると”せばならぬ”の気持ちが強まる気がする)ただマイソールに行くってことだけは本当に自然で、環境の変化の中にいてもそれは「在る」ことだった。

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マイソール、年々環境の変化の有無は感じるし、ここへ集まる人たちも各々のバックグラウンドを持っている。それは私も含めて。変わらず学びの場があって、仲間がいて、そして師がいるっていうのは本当に尊い事だなと改めて感じます。。

今年の年越しはマイソールです。日本のような年末年始感はありませんが、ゆっくりと過ごそうと思います。

2023年お世話になった方々、お会いした方々、会えなかった方々にも感謝を込めて。

素敵な年末年始をお過ごしください。

12月半ばのマイソール

気が付けば12月も半ば、私のマイソール生活も2週間が過ぎました。マイソールに着いて早々は朝の練習も汗ばむくらい暖かかったのですが、ここ数日でガクッと気温が下がり朝の挨拶に「寒いね」が加わるようになりました。日中は最高気温29度と暖かい陽気なのですが、朝は17度と気温差が10度以上あるので体調を崩す人もチラホラ。季節の変わり目ってのもあるし、道路工事や新しい建物の建設ラッシュでいつも以上に埃っぽい。おかげで私も喉と鼻の調子がイマイチ。今回マイソールに来た友達も今年はいつもより空気が悪いと言っていた。インド人の知り合いに「水に塩とターメリックを混ぜてうがいするといいよ」って。早く良くなれ。

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少し鼻風邪気味だけど、練習自体はとても気持ちよくできている。いつもより調子がいい、気がする。朝4時に練習が始まって少しすると、シャラート先生が祭壇の前で祈りを捧げる。その時に炊くお香の匂いが心地よくて。

マイソールを何度か訪れていると、同じように何度も練習に訪れる人たちとすれ違う。彼らの中には、シングルだった人が子供を連れていたり、子供が大きく成長していたり、白髪や皺が増えていたり、老眼鏡をかけていたり。。。うん。

何となく自分だけが歳を取ってしまったような気がしてたけど、周りの人も同じように年齢を重ねて来てるんだなと改めて感じている。

今ここで練習できることに感謝を込めて。

練習開始

SYC(シャラートヨガセンター)での練習が始まりました。

今シーズン12月と1月は、約400人ほど(もっと?)の練習生が世界中から来ています。初日と2日目は全員でプライマリーレッドを行いました。朝は少し肌寒いのですが、始まってしまえば体も温まりシャラ内は熱気でムンムン。シャラート先生のカウントがとても心地良く、ゆっくりとこの土地に体が馴染んでいくのを感じます。

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早朝5時ごろシャラ到着。まだ辺りは真っ暗です。私はゴクラムからバイクで通うのですが、バイクで大体20分くらいかかります。まあ近くはないよね笑。
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練習後のココナッツ。40ルピーでした。。年々ココナッツの値段が上がってます。近年の物価高と円安でなかなか厳しいと思うけど、久しぶりに飲むココナッツは美味しい。

実は私、40代最後のマイソールでの練習になります。2016年3月に初めてマイソールで練習する機会を頂いてから今回が6回目のマイソールです。いつか来れない日が来るのかな、なんて考える事もあるので、毎回やっぱりここに来れてよかったと感謝しながら過ごすようにしています。とにかく日々の練習を楽しみたいと思います。



インド滞在

南インド、マイソールに来ています。

12月と1月の2ヶ月間SYCのシャラート先生の下で練習します。1年ぶりのマイソール、少し街中を歩くと懐かしい人たちに次々と会って心がほっこり。ただ今回初めて日本からインドへ行ったのでフライトが長く感じました、もう凄く!いつもハノイからのフライトだったので時間が2倍かかってる。。インドってこんなに遠かったんだ。機内食が2回も出てきて驚きました。

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気候も暖かくてジワ〜っと体が緩んでいくのが分かります。

穏やかな、そして良き学びの時間になりますように。

蓮畑

9月初旬に上野の不忍池へ行きました。たまたま通りかかったと言った方が正しいかも。ここをパッと見た瞬間、ハノイの西湖にある蓮畑に似ていて驚きと同時に懐かしくなりました。そういえば、以前西湖の蓮畑の写真をInstagramに載せたことがあって、コメント欄に「不忍池だと思いました!」と感想を書いてくれた人がいました。

確かに似てるかも。。

蓮の見頃はもう終わってしまったようだけど、青々とした蓮の葉が綺麗でした。

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ここでアオザイを着て写真を撮ったらハノイか上野か分からないかも 笑。

いつか蓮の花が咲く頃また訪れてみたいです。

最近思うこと

今年1月に帰国してから10ヶ月が過ぎました。あの頃も寒かったけど、11月の寒さも体に染みてます。。(特に早朝)

去年の今頃はこんな風に日本でこうして日本で生活するなんて考えてなかったなあ。まあ、理由はビザ関連なんだけど、一度ベトナム戻るのは諦めようって決めた時は正直辛かった。ハノイでのヨガクラスや予定していたこと、そして住んでいたアパートとそこにある荷物。。色々なものを手放さないと行けなかった。ハノイで待っていてくれた生徒さんたちや友人知人にきちんと挨拶もできなかった。住んでいたアパートも引き払う事にして。。まあ、幸い大家さんがいい人で荷物を預かってくれることになった。一時帰国のつもりだったので、荷物は向こうへ置いたまま。オンラインで話しながら荷物を整理して、バイクやちょっとした生活用品は売ってもらったり、最低必要な物を日本に送ってもらった。短期間で色々なことを決めなくてはならず、割とハードだったと思う。頭では割り切ったことでも気持ちが付いていかない、なんだかチグハグな時間だった。それに私はいま実家に居るわけだけど、長期間両親と過ごすのも久しぶりすぎて数ヶ月は大変だった。突然外国帰りのいい歳した娘と一緒に生活することになって、両親も私もなかなか調子が合わなかった。今まで一時帰国しても大体2週間程度、ひと月以上両親と過ごすのはかなり久しぶり。お互いに生活のリズムが違うのでまあ、仕方がないとはいえ、イライラしっぱなしだった(私が笑)。

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こんな状況の中で、朝マイソールクラスへ行って練習することが気持ちの支えになった。ハノイで宅練してたわけだから実家でも同じようにすればいいんだろうけど、実家に居ること自体ちょっと落ち着かないというか、とにかく外に出ることで気持ちを切り替えたくて。家で、かつ時間があると色々と考えてしまうので、毎朝家を出て練習に行くことで前に進めるような気がした。(但し実家があることはありがたいこと。両親にも感謝してるし彼らも日本に戻ってきて安心しているらしい。)

そして今、私はこの環境に少しは慣れて来たのかな、と思う。落ち着かないことばかりだったけど、こんな状況だからこそヨガは続けてよかったと思う。うーんとモヤモヤすることはあっても、朝の練習で気持ちがリセットできる。朝調子でなくても練習に行くことで気持ちが切り替えられる。やっぱりアシュタンガヨガが好きだと思った。