Under The Same Sky

アシュタンガヨガを練習しています

一年ぶりのホーチミン

Dylan(ディラン)先生のアシュタンガヨガの指導を受けるために、6月5日から6月10日までホーチミンへ行っていました。

ホーチミンでのDylan先生がクラスへ参加するのは今回で3回目です。ホーチミンは昨年5月ぶり、高層ビルが増えて街が変化していくのを感じます。

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11年ほど前に少しだけ仕事でホーチミンに住んでいましたが、もうあの頃の面影が少なくなったなぁと言う印象でした。それに、ハノイにはないセブンイレブンファミリーマートなど日系のコンビニがある!ので、一気に日本が近くなったような気がしました。でも、それにしてもホーチミンの空はハノイより高い。

余談ですが、ホーチミンに住む知人がラーメン店が増えた話をしていて、気になって調べたらホーチミン市内にはラーメン店が約30店舗(ローカル経営含めたらそれ以上)あるようでした。びっくり!ちなみにハノイ市内にあるラーメン店は7店舗ほど。私、普段ラーメン店に行かないし気にしてなかったけどこの差は一体。調べてみると面白いですよね。

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さて、私が初めて「アシュタンガヨガのワークショップ」を受けにホーチミンへ訪れたのは2016年4月。しかもそのワークショップがあると知ったのは、同じ年の3月に初めて練習に行った先のマイソール(南インド)で会った知人に「ベトナムに先生が来るらしいよ」と教えてもらったから。なんとそれがホーチミン

ホーチミンか。。私が住んでる場所はハノイ。同じベトナムとは言え、日本で言えば東京と福岡くらい離れた場所です。正直な話、よっぽど用事でも作らないとなかなか行けるところではありません。

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私はそれまで、アシュタンガヨガが知りたい、先生の指導を仰ぎたいなって場合、ベトナム国外のクラスやワークショップを探しては、一時帰国を利用したり休暇に近隣アジアへ行ったりしていました。(まだフルタイムで仕事もしていた頃です。)当時はそうでもしないと「アシュタンガヨガ」を知る・学ぶことがちょっと難しいヨガ環境でした。だからホーチミンでワークショップがあると知った時は本当に驚きました。

(ただし、知る・学ぶに関してはハノイだと今だ相変わらずな感じです。)

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ハノイホーチミン、同じ国とは言え気候も違えば文化も違います。もちろん人の気質も。アシュタンガヨガに限らず「ヨガ」においてもホーチミンはワークショップやTTCも多種多様で、ヨガスタジオの数も年々増えているようでした。

ハノイの少し保守的な雰囲気からすると、ホーチミンは相変わらず快活な環境だなと感じざる得ません。受け皿が広いというか、良くも悪くも都会なんですよねぇ。。。

またヨガを通して知り合ったホーチミンの子も、「ホーチミンには何でもある。」と話していました。ただ、正直私にはその「何でもある。」がちょっとコンビニ的てインスタントな感じにも受け取れたりすることがあるんですが。

ちなみに、下の写真の右手にある大きな看板はヨガスタジオの物でした。

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でもこうやって定期的に先生が来てくれるのはやはりありがたい事。一人で練習していると行き詰ること、マイソールクラスを初めてみて感じることや、自分なりに色々と確認したいと思っていたことができて、よかったと思いました。とにかく、久しぶりにホーチミンのヨガ仲間や先生に会えてリフレッシュできました。ホーチミンの様子も少しだけ垣間見れたし。

ハノイでも最近はスタジオで「アシュタンガヨガ」のクラスがあったりと、以前より名前の認知度は増えたかなといった所ですが、早朝練習したい・できるという人はまだまだ少ないです。今まで私が教えていたヨガスタジオも、マイソールスタイルがどんなものか、知りませんでした。それなら自分で場所を探してやった方がいいと思って、ダメもとで見つけた今のジムでクラスをしています。決してベストな環境でクラスができている訳ではないと自分でも思っています。

私はたまたまハノイに住んでいる一日本人。自分自身、「このクラスをいつまで続けられるのかは疑問。」と感じる反面、割と楽しんでやってる自分もいるので、今後も無理せず続けていけたらなんて思いながら、今回のホーチミン滞在を後にしました。

ビンコムメガモールという所へ行きました(2)

ビンコムメガモールへ行った時(3月)の話の続きです。 

underthesamesky.hatenablog.com

ゴッホ展を見た後、そのまま地下にあるショッピングモールにちょっと足を運んでブラブラしたのですが何だかまるで駅地下の地下街みたいです。

ショップやカフェが入っていてショッピングを楽しむ人たちで賑わっていました。日曜日だったせいかこの建物に住んでると思われるベトナム人家族や、韓国人の家族の姿もよく見かけました。ベトナムは日本人も住んでますが、実は韓国人の方が多いです。ちょっとネットで調べてみたら、ベトナムに長期滞在している日本人の数が約1万7千人に対して、韓国人は13万人を超えているようでした。(2017年現在)

これは近隣アジアも同じことが言えると思いますが、はっきり言って今はソ◯ーよりサム◯ン。むか〜しは大きく目立っていた日系企業の看板も、すっかり韓国企業へと取って代わった印象を受けます。

ローカルのスーパーやコンビニでは気軽にキムチも買えるし、韓流ドラマも人気が高く、企業もショップも韓国が目立つ〜といった感じです。

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建物の中をとりあえず一周してボーッと遠くを見ながら休んでいると、何と花モン族の女性たちがいるではありませんか!

「おお、こんな所に少数民族の子達がいる。遊びに来たのかな?」と思って見ていると、先頭にいる子供を脇に抱えた女性が、エスカレーターで下に降りようとしている所でした。彼女たちにとってエスカレーターが初めてなのか、後ろにいる三人はおっかなびっくりで足を前に出せない様子。先頭にいる女性は果敢にもエスカレーターに乗って下の階へ降りて行きました。すご〜い、彼女勇気ある。

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結局三人の女性は下に降りるのを諦めて行ってしまいます。一人でエスカレーターに乗れた女の子はまた上の階へ上がって彼女たちを追いかけます。(この時私は慌てて動画を撮ったので、縦どりになってしまいした。。。)


花モン族@ロイヤルシティ、ハノイ

ここで「花モン族?」って思った人もいるかもしれないのでちょっと説明。実は、ベトナムは54の民族を持つ多民族国家です。54の民族はそれぞれ独自の文化や言語を持って生活をしています。私たちが通常イメージするベトナム人は「キン族」と呼ばれていて一番多い民族(全体の86%以上)になります。

花モン族は中国国境に近い山岳部に住んでいることが多くて、民族衣装も細かい刺繍を施して華やか。。。?

参考写真⬇️2003年頃のものをお借りしました。(私の知ってる彼女たち)

https://blogs.yahoo.co.jp/kaichan_me_gusta_viajar/8215356.html

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でもビンコムの中の彼女たちの衣装をよ〜く見ると、スカートはプリント柄?上着も少しシンプルで全体的に軽装な印象を受けます。(遠目なのであくまでも全体的にね。)彼女たちは通常山岳部で生活をしていますが、たまにハノイでも見かけることがあります。自分たちの身の回りの物や作った物を市内(特に旧市街)のお土産物屋さんへ卸に来るのです。でももう少しガッツリと刺繍を施した衣装を着てたんだけど。。。

⬇︎ここはハノイ、でも100歩譲ってもこれは軽装だと思う。

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この時、数年前ある人から「ナオミさん、知ってます?最近はモン族が着てるスカートがペラペラなんです〜!!」って話をしていたのを思い出しました。北部に住む少数民族が着る衣装は生地もしっかりしていて刺繍が本当に綺麗、でした。私も十数年前に少数民族の元へは訪れたことがあり、その際この衣装を着て農作業したり仕事をする彼らの、ベトナム人とはまた違った生活スタイルに本当に驚かされたのを思い出します。
時代の変化かなあ。。

北部の少数民族は観光客に人気が高く、たくさんの外国人やベトナム人が訪れる場所です。年々観光客も増え、彼らの生活スタイルも少しずつ変わったんだろうと思わざる得ませんでした。

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もう一つ、エスカレーターの前で往生するモン族の女性を見ていて思い出したことがありました。2000年に入ってハノイに「チャンティエンプラザ」という百貨店(ここは確か何度か改装している)が出来た時、取り付けられたエスカレーターになかなか乗れなかったベトナムの人達の姿を思い出しました。それまでエスカレーターって彼らの身近になかったので、初めて目にする"動く階段"に慌てていた姿が今回彼女たちと重なりました。

それにしても、いつ頃から彼女たちの衣装がこの軽いテイストなったのか物凄く気になります。仕事や生活する上では軽装の方が当然楽でしょう。まあ、彼女たちからすれば、私がこんな風に思うのも余計なお世話かもしれません。

でもまたいつか山の方へ行けたらな〜、と思ってます。

ビンコムメガモールという所へ行きました(1)

ハノイ市内や近郊には多種多様なコンドミニアムが立ち並ぶ昨今、そして今も多くの建設工事が行われています。建設ラッシュで工事中の建物を見ない日はありません。正直、もうどんだけ建てるんだよ、って感じで日々その風景を眺めています。

今回は「Vincom Mega Mall Royal City(ビンコムメガモール ロイヤルシティ」という所へ行った時の話です。この建物の中にはVincom Center for Contemporary Artという美術館があり、そこでゴッホの作品展が開催されていたので行ってきました。ただ”ゴッホの作品展”とはいえ、本物の絵画ではなくプロジェクターで映し出したものを鑑賞するものでした。

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どーん、これがビンコムメガモール・ロイヤルシティ。2013年7月に開業した地下商業施設を備えたコンドミニアムです。この建物の前を通ったことはあったけど、私はこの日(2019年3月)ここへ入ったのが初めてでした。この後知人に「ロイヤルシティ初めて行ってきました!」って話をしたら、「え、何、今更なの?遅くない〜?」って反応。。。私はこちらのトレンドに乗れていないと今更ながら実感。

開業当時は”東南アジア最大の商業施設”と謳われていたようで、ショッピングモール、飲食店、映画館、ボーリング場、ジム、そしてなんとベトナム初のアイススケートリンクまであります。(スケートリンク、本当にあってびっくりしました。)

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だけどこの建物、このゴッホ展がなかったらこの場所に足を踏み入れることはなかったかもしれない。(家からバイタクで30分以上は遠いし、まず用がない。)なんて。でもこのアートセンター自体は広いしなかなか良かったです。

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この日は日曜日とあって、入場無料なのでたくさんの入場者(ベトナムの方)が来て作品を楽しんでいました。そして、皆さん写真も撮りまくってました。

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作品を鑑賞する人、作品と一緒に写真を撮る人、そしてその風景を楽しむ私。。。楽しみ方は人それぞれ。あ、いや目的はもちろん作品鑑賞。

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おっと、家族連れもこの通り。記念撮影を楽しみます。

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ちょっとした撮影スポットになっているような気が。インスタやFBにアップするんだろうなあ。(こちらの人は好きです。)

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今回プロジェクターを使った作品展でしたが、丁寧に作品を紹介しているようでした。結構楽しめます。

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 タンギー爺さんを眺める。

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なんかですね、ここへ来て鑑賞している人たちの様子を見て、やはりベトナムも時代は変わりつつあるんだなって改めて感じました。少し前までは美術を鑑賞する場所や人たちって限られてる印象だったし、ここまで一般の人たちが足を運んで鑑賞するってすごいなと。まあ、もしかしたら来てる人たち、ここのコンドミニアムに住んでる人たちかもしれないけど。。。なんて。

それに、とにかく富裕層が増えましたね。

ハノイでは余暇を楽しむって場所ってまだまだ少ないので、こういった場所がどんどん増えたらいいのかなと思いました。

今日は晴れ

今朝は久しぶりに朝から太陽が!

5月に入ってから曇り空がずーっと続いたり雨が降ったりしていたので、だったのでこの太陽の光と高い空はとても気持ちがいいです。

6時20分ごろ朝のクラスに到着すると、女性たちが火炎樹と西湖バックに記念撮影していました。今日の光は確かに最高。

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冬は同じ時間でもまだ薄暗かったのに、今は日の出も5時過ぎと早まって6時を過ぎると空はすっかり明るい。ハノイでは数年前から健康のために自転車を走らせる人が増えて、グループで走ってる人、ジョギングしてる人、早朝にたくさんのベトナム人を見かけます。自転車人気は数年前から続いていて、スポーツバイク店も本当に増えました。

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さてさて女性たち、朝からなかなかのハイテンション。たまたま通りかかった人に写真を撮ってもらっていました。アジアの女性は自撮り好きな方多いですよね。特にベトナムの女性は記念日に皆んなで着飾って写真を撮るのが好きだと思います。(ただし、今日が彼女たちにとって特別な日なのか何なのかは分かりませんが。)

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外で記念撮影してるのを背に、クラスへ向かいます。。。

マイソールクラスは人が増えてる訳でもないし、相変わらず。でも来てくれる生徒さんはマイペースに続けてくれています。私自身、この生活ペースにやっと慣れたかな、というところ。正直一番心配だったのは、今の生活のペースが続けていけるかどうか、だったので。ちなみにこの朝練以外にもビギナークラスやプライベートクラスをしています。とにかく今自分ができることをするしかないですね。。。

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窓を開けていると外から写真撮影している彼女たちの楽しそうな声が。

非常に気になります。

窓からチラ見すると何と普段着からアオザイベトナムの伝統衣装)に着替えている。

しかも白色着ている女性も。白いアオザイって女学生のイメージなんですが、撮影してる女性たちは、子育てもひと段落した感じのはちょっと年配の方達。幾つになっても女心は変わらないのかなあ、なんて思ったり。でもキラキラしててとにかく楽しそう。

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窓越しから撮るのはこれが限界。

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でも撮ってる私も相当しつこい。

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朝8時を過ぎて帰ろうと下に降りると、まだやってる。。。で、帰り際に足元をチラっとみたらバックにおやつらしきものを発見。これだけ長時間撮ってたお腹もすきますね。

それにしても自分、どんだけ撮ってんだ 笑。

でも本当にいい天気、思わずブログを書いてしまった。。。

こんな日は私も遊びに行きたいです〜!

ハノイでヨガ、とは

私はハノイでヨガを教えているので、あくまでもここで経験してる話です。

「ヨガは週1回やればいいと思っていました。」特に日本の方からよくこういった話を耳にしました。以前ヨガスタジオで日本語クラスをやっていた事があります。ちなみにハノイのヨガスタジオは英語かベトナム語がほとんどです。スタジオのベトナム人スタッフからは運営上週2回はやって欲しいと言われていたので、そうしていた時期もありました。でも実際は週2回来る人は少なく、どちらか1回来れば満足なのかな〜、って印象でした。

ただ、ベトナムの方はヨガは最低でも週2回はやりたい(じゃないと効果ないでしょ)と思う人が多いので、スタジオの人たちも「どうして日本人は週1回なのか」と感じていたようです。

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もちろんヨガが大好きで、スタジオに通う方もいました(います)!彼女たちは日本語クラス以外のクラスに積極的に参加してました。ただし、こういう方はハノイに来る前にヨガをしてたという人が多い気がします。そんなこと言われなくてもやってる〜って人も、もちろんいると思います。

でも、ヨガの印象が日本人とベトナム人の間でちょっと違うと感じる事があるのは事実です。特に、ベトナム人は男性(おじさんでも)でもクラスに参加するのを目にしますが、日本人はまー少ないですね。もちろん女性の方が実際は多いです。日本の生徒さんが、「ベトナムでは男の人がヨガクラスにいてびっくりしました!」と話すほど。私は後から日本は女性専用ヨガスタジオがあると知って逆に驚きましたが。。。

同じ「ヨガ」といってもなんか同じじゃない。ただ日本はヨガがとても流行ってる印象が強いので、「週1回説」がちょっと不思議でした。

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また、ヨガスタジオ側が「日本語クラス」を作りたい(かった)理由として、普通のヨガクラスには日本人があまり来ないという事もありました。ハノイには日本人沢山住んでるのになぜ?とスタジオの人たちから聞かれたものでした。

ベトナム(海外)に住むと分かりますが、交通事情も日本とは違って不便です。交通渋滞も年々酷くなってますし。不自由、不便、それは言葉や生活の面でも同じです。そのため大きなレジデンスにはジムや小さいスタジオが併設されてる所も多くて、ヨガやピラティスの先生に来てもらっている場合が多いです。

それにスタジオに行かなくても、何かを習ったり参加したりするアクティビティがハノイも増えた、と言うのもあると思います。

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ベトナムハノイでの外出に関しても、車(会社の手配があれば)かタクシー、市バス。。。歩ける場所が少ない&夏は暑くて歩けない。土地の距離感、そして言葉の不自由さ。。目的地へ行くのって結構大変です。ちなみに、ハノイで車やバイクで30分かかる場所ってとても遠く感じます。日本での通勤1時間半くらいの感覚があるかも 笑。

最近はGrabという配車アプリがあるので、割と自由に行き来できるようにもなりました。バイク、自動自転車、自転車を乗りこなす人もいると思いますが、あまり広範囲で行動するのはなかなか難しい気がします。

仕事をしている方もその多くが車通勤(せざるを得ない)。もちろん自家用でなく会社の。ほぼ自分の住むアパートから仕事場までDoor to Doorで、仕事から家まで戻ってからさあヨガクラスに、って結構難しい環境です。(経験者)

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ハノイではハノイの生活スタイルがあり、自由に出かけるのってちょっと大変な面もあるので、わざわざヨガをしにスタジオへ行こうと思えないのが現実かなと思います。

ただし、ハノイに来て運動不足になったり、不自由な生活にストレスを溜める人が多いのも事実。もし自分の住んでいる近くにヨガをする施設があるなら一度足を運んでみるのもいいかもしれません。なんでも続けるなら住んでるところに近い場所が一番。

 

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タイホー地区で早朝ヨガクラス(マイソールクラス)をやっています。興味がある方はいつでもご連絡ください。

平成最後の、

そろそろ数日で平成が終わろうとしていますね。。。

とは言え、今の環境で元号に触れる機会が少ないせいか、お恥ずかしながら今年が平成何年なのかと聞かれてもはっきりと答えることができません、でした。

それでも元号が「令和」になったことはニュースで知っています。ただ新元号が「レイワ」に決まったと映像で見たり読んだりしても、映像の向こう側での盛り上がりとは裏腹に、正直ピンと来るものがありませんでした。どうしても実感が湧かない。ただその数日後、ハノイ市内のビルの中にあった張り紙を見て、新元号が「令和」だって事実が体の奥にストンと落ちました。ただの紙、なんですが、紙の上に載ってる文字を見るだけでも臨場感あります。「紙」と「文字」ってすごいなーって思いました。

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そして昭和生まれのこの私、この4月は平成最後の誕生日でした。今年は平成31年なんですね。昭和から平成になった時は中学生、あれから時代がずずっと流れたんだなあと、そりゃ自分も歳とるわなんて思いながら普段通りに過ごしました。(いつもメッセージくれる友達ありがとう〜。そして母と妹。)

ただ改めて振り返ると、平成の時代は日本よりベトナム(他国含む)で過ごしている時間が長い。本当に色々な事があったなあ、と思う。そして今もこうやってベトナムにいるのが正直自分でも不思議なくらい。一応私にも、時折節目のような時がやって来て(日本に帰る、ベトナムを離れるとかね。)、その時に「日本へ戻らない」選択、行動してる自分がいました。私の平成時代はそんな風にして、ベトナムでの荒波に揉まれて過ごしてたんだなと思います。(そりゃー、寄せては返す波のようですよ。)

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ベトナムで過ごした平成は、いい事も嫌な事も含めて本当に色々とあったけど、あの時期に来て過ごせた事が自分にとってはよかったのかもしれないと思ったりします。もちろんこれは今だから思える事。この時代の積み重ねで今の自分がある訳だし。

もし自分が日本で平成を過ごしてたらどうなってたのかな?

うーん、想像できない。。。

とりあえず、平成から令和元年となる今年もハノイに居ることは確実なので、ぼちぼち踏ん張って行こうと思います。

技能実習生

ここ数年、頻繁に取り上げられるニュースに「外国人技能実習生」が挙げられると思います。その中でも多くのベトナム人技能実習生が日本で働いていると聞きます。それに伴い、事件や犯罪のニュースも自然と目にするようになりました。

ここハノイでも、ちょっとした時に「自分の身内・知り合いが日本に住んでいる」と話す人に出会う事があります。

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市場にいる花売りのおばさんと話をした時。。

「妹が日本で働いている。」場所は?と聞くと「どこか分からないけど、契約が延ばせて後3年いるらしい。」

バイクタクシーと話をした時は。。

「弟が日本の建設現場で働いているよ。」「場所は、えっと凄く寒いらしい、ホカ、ホカ。。北海道。」

建物のお掃除に入ってるおばちゃんは。。。

「姪っ子が日本で働いてたよ。日本の社長がいい人で契約を延長してくれたけど、ベトナムに戻ってきた時に事故に遭って行けなくなった、残念。」

私が日本人だと分かると(しかもベトナム語が話せると分かると)、そんな会話を彼らの方からすることがよくあります。ただ、日本で働くと言ってもそれが「技能実習生(労働者輸出)」と判断できる場合、都市部でなはく郊外や地方の出身者がほとんどだと感じます。技能実習生以外で身内や知人が日本にいるといった場合は、日本語留学、進学、留学後そのまま就業している、結婚、かな。そういえば10年くらい前は、ベトナム人ITエンジニアに日本語を習わせて日本へ派遣するって話が多かったのを思い出しました。

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但しベトナム国内と言っても、ハノイなど都市部にもともと住んでいる人から実習生として身内が日本で働いているといった話はあまり聞きません。(私が知らないだけかも知れませんが。)日本へ旅行したり行った事がある人は、「日本は好きだけど、遅くまで働いたり、皆慌ただしそうに見える。」「息子が日本の大学卒業した後日本で働いていたけど、合わなくてハノイに帰ってきた。」なんて話し始めたり。都市部では富裕層が増えているので「出稼ぎ」のために日本へ行く人は少ないかもしれません。

 

ここで何が言いたいかというと、日本へ技能実習生として行くベトナム人は、都市部でなく郊外や地方に住む、貧しい地域の人たちが多い。(特に中部地方が多いと聞きました。)日本へ行けばお金が稼げる、日本の生活に憧れる、そして田舎の暮らしを豊かにしたいと願っている人たち。実際に彼らが田舎を出てハノイホーチミンに出ても、仕事を見つけるのは大変だと思います。 

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巷で「ベトナム人技能実習生」という言葉をニュースで見聞きしますが、ベトナム人が国外へ働きに出るのは今に始まった事ではなくて、 私がベトナムへ来た頃は(約19年前)「ロシアに働きに行っていた。」「ロシアはパンとスープした食べるものがなかった。」なんて、市場へ行くと野菜や肉を売っているおばさんが話してくれました。その他にもドイツ、台湾、韓国、隣のラオスに出稼ぎへ行くといった話を聞きました。ベトナム人にとって外国へ出稼ぎに行く、稼ぐといった行為は一般的で身近な考え方だったんだなと技能実習生の文字を見るたびに改めて感じます。 

 

一般的にベトナム人から見た「日本」の印象は「お金持ち」。初対面であっても、私が日本人だと分かると「日本人はすごい、日本は金持ちだ。」的なことを言われたりします。そして「ベトナムは貧しい、ベトナム人は怠け者だ。」って。ベトナムに住んでいる日本人は誰でも経験があるのでは。(最近は表立って言われないかもしれないけど、昔は挨拶がわりに言われた経験があります。)

だから日本へ行けばお金持ちになれる、いい生活ができるって単純に憧れる人がとても多い。私が「そんなことないよ。」と言っても疑いの余地がないくらい「日本=金持ち」であり、彼らにとって「憧れ」の強いイメージがある。

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さらに実習生として日本へ行くのは、高校を卒業したばかりで社会経験の少ない若者も多いと聞きます。そしてそんな彼らの夢に甘い言葉をかけて後押しする日本人、(ベトナム人)がいる事。(全てがそうではない、それは自分でも分かってます。)

「日本人は凄い」「日本人は優秀だ」。。「日本は金持ちだ」

このイメージもその内だんだんと崩れていくと思ってるけど。。。私も一応日本人なので、日本人としてベトナムで生活していると、複雑な気持ちになる事がたくさんあります。そして、彼らが技能実習生として行った先の日本を、どんな風に感じながら生活しているのかと、ニュースや記事を見かけるたびに色々な思いが巡る今日この頃です。