風邪が少し長引いています。
とはいえ、寝込んでいるわけではなく、普通にそこそこ生活できるレベル。ただ鼻風邪が治らない。いまだにティッシュペーパーを手放せません。
(あ、ちなみに風邪薬は飲んでいません。)
こんな時にうっとおしいなあ~、それにしてもなんで風邪なんか引くんだろうなあ~と、ちょっと調べてみました。そして出会ってしまいました。
「風邪の効用・野口晴哉」
以下、筑摩書房からの本の内容を抜粋。
風邪は自然の健康法である。風邪は治すべきものではない、経過するものであると主張する著書は、自然な経過を乱しさえしなければ、風邪をひいた後は、あたかも蛇が脱皮するように新鮮な体になると説く。本書は、「闘病」という言葉に象徴される現代の病気に対する考え方を一変させる。風邪を通して、人間の心や生き方を見つめた野口晴哉の名著。
著書の野口春哉さんは日本における整体の草分け的な存在で、17歳で自然健康保持会を設立。その後、多くの整体指導者を育て上げ、「野口整体」に一生を捧げたそうです。但し、ここはベトナム、残念ながら本を買って読む訳にはいかず、ネット上にある著書に関する書評やブログで、本の内容だけ掻い摘ん見てました。
その中で、ほーっと思ったのは、「大病になる人は風邪を引かない」ということ。
ガンとか脳溢血になる人をていねいに観察していると皆、共通して風邪を引かないという人が多い。長生きしている人は、絶えず風邪を引いたり、寒くなると鼻水が出るというような、いわゆる『病み抜いた』という人です。
では、なぜ大病になる人は風邪を引かないのか。
健康な体というのは弾力があって、伸び縮みに幅があるのです。ところが、その人がいつも使い過ぎている所(偏り疲労部分)は硬くなって、筋肉の伸び縮みの幅が狭くなっている。そうなると体が強ばって鈍くなり麻痺してくるので、体の異常や病気も感じなくなる。その結果自分は健康だと思いこんでしまう。そういう人は、得てして大病で突然倒れることが多い。
ところが、「風邪を引くと、その鈍い体が弾力を回復する」というのです。風邪は重い病気にかからないための微調整だというわけです。自然の治癒作用であり、偏って疲労した部分を治してくれる働きがある。したがって、風邪は体の悪いところを治してくれるから、むしろ引いたほうがいいという結論になります。
書評「精神世界の本ベスト100」から引用
風邪は治すものではなく、風邪で病気を治す、そして風邪を全うする。
思い返してみると、昨年仕事を辞めて後に引いた風邪。今年早々引いた風邪。考えすぎたり、食べすぎだったり。。。どこかに強張りがあって、無理をしていたのかも。
今年に入ってからの風邪は、昨年の寒さが嘘のように暖かくなった途端に引いてしまった。ヨガの自己連、もっと頑張ろうと思っていた矢先。世の中にはすごく頑張ってる人たちがいる、自分ももっと頑張らなければナ、と思っていました。
私自身、風邪は自然に治るだろうと楽天的に考えて、風邪気味でも生活自体は割と普通に過ごしてました。ただ、ちょっと考えを改めて、今は体の調整期間なんだ!と思って、今日の午後は静かに寝ることにしました。(私はこれが意外に出来ない)
でも数時間でも寝ると本当にすっきり!早く寝て休んでおけばよかった。。。
それに、風邪のときは食べ過ぎない方がいいみたい。体力をつけようと無理して食べていたので。
それにしても、この本、何となくヨガに通じるものも感じてしまう。いつか一度手にとって読んでみたい。