Under The Same Sky

アシュタンガヨガを練習しています

ニャチャン街歩き、そして驚き

早いな、もう明日から6月!

4月に行ったニャチャンの話、5月中に終わらせないと。。。という訳で最終話。ニャチャン市内を観光した時のお話です。

半日ほど時間があったので、ニャチャン市内にある有名な観光スポットへ行ってきました。ニャチャンの街はそんなに大きくないので、バイクタクシーを使えばサクッと行けます。ただ、街歩きをした時に観光スポットよりも驚いたことがあって、その話も交えながら今回行ってきた観光スポットを紹介したいと思います。

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まず訪れたのがポーナガル塔(Tháp Bà Po Nagar)。9世紀初頭にチャンパ王国が建立したヒンドゥー教寺院であるポーナガル塔。ちなみに、ポーナガルはチャム族の女神の名前で、地球と木と米を創った創造神だそうです。

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敷地内はそんなに広くないけど、昔はこの土地に壮大な神殿があったんでしょうね。。なかなかロマンを感じます。

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不定期ですが、チャム民族による民族舞踊の披露があるようです。ベトナムは古くから仏教が浸透した国ですが、チャンパ王国のようにインド文化を取り入れたヒンドゥーイスラムなどの宗教や文化が残されていて面白いです。
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続いてやってきたのがニャチャン大聖堂(Nhà thờ Núi Nha Trang)。小高い丘の上に存在するので、下から見上げてしまいます。。ニャチャン大聖堂は、プリーストルイ・バレットによって19世紀初頭に建設されたゴシック様式の教会です。ニャチャンの朝(早朝)は、遠くから教会の鐘の音が聞こえて来るのが印象的でした。
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教会に行く途中の坂道、故人の名前と洗礼名が入った石碑がズラッと壁に並んでいました。ちょっと圧倒されます。
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教会の中は自由に入れました。立派。そしてステンドグラスが中々素敵で趣を感じました。。。

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さてさて、教会も見たし少し歩こうかなと思って道路に出ると、一人の若い外国人の男性がニコニコして発泡スチロールの箱を持って立っていました。とても愛想がいいので、宗教の勧誘か?と思ったら、観光客にケーキを売っているようでした。

ローカルの人でなく、外国人がなぜ?と思いましたが、気に留めず他の場所へ移動しました。少し歩いて幼稚園を通りかかると、発泡スチロールの箱を持った外国人の女性がケーキを売っていたのです。(やっぱりニコニコしていた)

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        ニャチャンのバインセオ魚介入り。厚みがあって美味しかったです!

その後昼食にきわみと言う日本料理屋さんに入ったので、店主さんにこのお話をしたら、彼らはロシア人だと教えてくれました。パンデミック以降、彼らのように路上でケーキを売って生計を立てているロシア人が何人かいるようなのです。

正直私は驚きました、本当に。パンデミック以降、ベトナムで路頭に迷った外国人はたくさんいたと思います。ただ、ハノイで路上でケーキを売る外国人は見たことがなかった。f:id:wasami:20220531174250j:image
ニャチャンで食べたプリン。甘いけど美味しかった。北部住まいの私には、南部は味付けが甘く感じます。。

パンデミック以降、国に帰らずケーキを売って頑張っている人たちがいるとは。。しかも、暑い昼間に路上で立ちながら。。ベトナム人でお土産売ってるのとはまた違いますよね。20代くらいの若い男女でしたが、逞しいというか何というか。ニャチャンの観光が吹っ飛ぶくらいの衝撃だったかなあ。

という、ニャチャン市内を歩いた時のお話でした。

 

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