Under The Same Sky

アシュタンガヨガを練習しています

ニンビン番外編

気が付けば8月も瞬く間に過ぎていきます。いや〜、それにしても今年は(も)暑いよね。暑いも色々で、ハノイは湿度が高かったり気圧の変化が大きい日もあるのでシンドイなって感じることが多々あります。それでも今年は例年に比べて暑かったかな。(特に6、7月。。。)7月末にニンビンへ行った時、タムコックで舟を漕いでくれたおばちゃんも今年は例年に比べて暑かった!と話していたのが印象的でした。

北部と中部で猛暑続く、ハノイで気温40度も

https://www.viet-jo.com/news/social/200625124820.html

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少しだけニンビンの写真が残っていたので今回はちょっとだけ番外編です。ニンビンの旅はベトナム人の親子(母と息子)と一緒に行動することが多かったのでその時の話など。彼女たちとは私が宿に着いた時に偶然出会いました。私がチェックインをしていると奥の方から歩いてきて、「レストラン人多過ぎ、昼食を頼んだのにスタッフが持って来ない。」って宿のレセプションの女性に話し(クレーム)をしてました。

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フオンさん親子。この写真はチャンアンへボートトリップへ行った時のものです。

昼時に到着した私を見た母親のフオンさん、昼ご飯を食べるだろうと察して宿の外の食堂へ行こうと誘ってきたのがきっかけでした。彼女は北部を旅行したのは久しぶりのようで、中南部に比べるとニンビンの旅は初めから不満のようでした。(ホテルとかスタッフの対応とか、です。)「北部はサービス全然なってない、中南部に比べると10年遅れてる。。。」注文した料理を食べながら私に話をしてきました。

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ハノイへ戻るために親子と一緒にニンビン駅へ。着いた途端に大雨が降って乗客はなすすべもなく駅構内で待たされることに。。。

かれこれ10年前?も同じような話をよく聞いたよなぁ〜。。。確かに中南部の旅は心地よいと感じることが多いので、私も彼女の気持ちは何となく分かります。ベトナム人は笑顔が素敵って皆さんよく話しますが、昔は郵便局やお店に入っても無表情で対応されることが多いし、何かあっても悪びれません。特に”サービス”については南部の人が北部の人に教育するなんて話も昔よく聞きました。日本にいると当たり前のように感じるかもしれないけど、お客様に対する笑顔って本当にサービスなんだなって痛感することがよくありました。

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構内で列車を待ってる人たち。いつ列車が来るのか分からないのに、皆んな黙って待ってます。

ここ数年で大分ハノイも都市化してきたので、ハノイ市内にいるとそんなに違和感無かったりする事も、ちょっと郊外へ出かけると改めて「あ、やっぱりベトナム(北部)だわっ」って思い知らされます。(ホテルでも外資系に泊まったらまた違うんだろうけど。)私はいつも予約サイトで宿を予約します。今回も同じように宿を予約すると、予約した部屋と案内された部屋が明らかに違いました。

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雨が吹き込んでくるほどの大雨。駅員さんからの案内もなく、一体いつ列車が来るのか誰にも分からないまま時間だけが過ぎていく。。。

スタッフの女性に確認すると、ここは私が予約した部屋だと言い張ります。(っていうか、私の方が間違ってます、って雰囲気。)これは話をしてもしょうがないと思い、どんな風に違うのか予約ページの写真などを貼り付けてメールで送ってしっかりチェックしてもらい、やっと希望の部屋に変えてもらいました。まあ、こんな話はさておき。

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駅の窓口。駅員さんの姿がない。今日中に列車来るのかな。。ちょっと焦る私。

初日の夕飯時、宿のレストランへ行くとフオンさん親子が食事をしていて席を一緒にすることになって、お互いのスケジュールを話していて一緒にチャンアンへ行くことになりました。色々と話をしていると、彼女はシングルマザーで最近は息子も大きくなって、息子とよく旅行へ行くようになったんだそうです。

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それにしても雨もなかなかやみません。

フオンさん親子と一緒にチャンアンでボートトリップした時、漕いでくれたおばちゃんと色々世間話をするんだけど、その時に私がまだ独身だと言う話になりました。(これ、想定内なんだけど。)まだ家族を作っていない私に対して「将来(年老いた時)の面倒みてくれる子供が居ない???」ってことにおばちゃんは驚きを隠せないようでした。

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つ、遂に列車が到着。やっとハノイに戻れます


こういう反応、正直私は一般的だと思っています。ただこの時にフオンさんが、「今は子供がいても良い子(親にとって)に育つか分からないし、面倒も見てくれるか分からないよ〜。」って言ったんだけど、「そんなのあり得ない。どんな子供でも親の面倒は見るもんだ!!」っておばちゃんは絶対に首を縦に振りませんでした。家族感も地域や世代によって変わりますよね。。

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Tiết canh(写真はお借りしました) https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Ti%E1%BA%BFt_canh_2.jpg

ボートトリップを終えてフオンさんの希望でニンビン名物のヤギのお店へ。ちなみに私はヤギは食べませんが、旅は道連れです。一緒に行くことに。

そこでお店の人から「どこから来た?南部の奴には給仕しないから。」って言ってるのが聞こえてびっくり。フオンさんが自分たちは北部の人間だって話してましたね。。まあ、北部のヤギ料理屋へ入ったら雰囲気分かると思うんだけど、ヤギ肉のバーキュー、鍋、Tiet canhと呼ばれる血の塊(写真上を参照)など、割とワイルド。(お店もヤギ料理一筋でやって来た一家って感じで頑固そう。南部のシティーから来る旅行者から嫌な顔でもされたのかもしれません。。。

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ニンビンからは2時間ほどでハノイ駅到着です。無事に着いてよかった。。

まあ、そんな訳で7月末のニンビンの旅は過ぎて行きました。ベトナムといえども場所は地域によって色々ですよね。これはどこに行っても同じなんだけど。。行ってみて改めて分かることってたくさんあるなあって思いました。私の活動範囲がハノイ、タイホー地区周辺ばかりなのでたまには動かないといけない。いけないって分かってるのに、面倒臭さが買っちゃってるんですが。。。もう少し涼しくなったらハノイ市内も出かけてみようかな。では皆さん、今回はこの辺で!

 

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