11月14日は旧暦の15日。満月に当たるこの日の早朝、歩いて西湖府へ。
西湖府(Phu Tay Ho)はベトナムの民間信仰である「聖母道」の女神「柳杏聖母」を祀っている聖母信仰の三大聖地の一つ。西湖府の”府”とは柳杏聖母を祀る神社を指す言葉で、1598年から1607年に建立されたと言われています。
また「聖母道」とは中国から伝わった道教とアニミズムを元に発展したベトナム独自の信仰だそうです。
ベトナムは旧暦の一日(新月)と十五日(満月)にはご先祖様の供養のためにお供え物をしたり、外でお金を焼いたりします。(精進料理も食べたりするかな)
お寺や神社へ出向いて祈願する人も多く、この日は月曜日の朝にも関わらず、多くの人が参拝してました。ベトナムに住んでいてもわざわざ自分から出向くことは少ないけど、今朝は少し時間もあったので散歩がてらに出かけてみました。
参拝者は老若男女関係なく、みんな真剣に祈りを捧げていました。日本だと宗教とか信仰という言葉に対してアレルギーを持つ人も多いかもしれないけど、私はこうやって地元に根付いた信仰心を持つことは悪いことではないと思ってます。
それにしても久しぶりに中に入りました。(いつも通り過ぎてしまう。。。)
神社やお寺ってその中に入っただけで割と気分が落ち着いたりします。たまに時間を作ってこういう場所に訪れるのもいいかもしれません。