マリアマン寺院へ行った後、Sri Thendayuthapani Temple(シュリ・タンディユッタパニ寺院)へ訪れました。ちなみにこのタンディユッタパニ寺院は、国際ヒンデゥー教コミュニティのShaivamというサイトに称賛されたそうです。
出かけた日は雨雲が立ち込めて、涼しいけど雨が降りそうな天気。寺院の中は人気がなく本当に静かで、この空間だけ時間が止まったような感覚でした。
この寺院には「ムルガン」が祀られています。(上の写真だと、奥の方にあります。)ムルガンはシヴァの息子で、スカンダとも呼ばれています。ムルガンは生後4日で雷を司るインドラから軍神の地位を授かったほどのパワーを持つ神で、手には槍を持ち、孔雀に乗った少年として表される神様です。
先を進むと戦いの女神と呼ばれるドゥルガー神が!
10本の腕にそれぞれ武器を持つ姿で描かれる事が多いドゥルガー姉さん、顔は優美ですが(人形だからなんだか愛らしい)、足元では男性を従えてライオンを踏みつけてます。なんだか、少しベトナム女性の強さとたくましさが重なって見えたりして。。。笑
このタンディユッタパニ寺院の特徴は、タイル。レトロでモダンなタイルが壁一面に貼られています。
ムルガンと二人の妻(ValiとDevayani)も祀っていました。
もう少し進むと、インドの聖者シルディ・サイババの写真も祀ってありました。シルディ・サイババは、マハーシュトラ州のシルディーという村で普遍的な教えと数々の奇跡の奇跡により、シヴァ、ラーマ、クリシュナなどと並ぶ神の化身として崇められています。
小柄で可愛らしいガネーシャもいました。
壁には沢山の神様の絵が飾られています。
タンディユッタパニ寺院は、マリアマン寺院同様にホーチミンの1区という華やかな繁華街にあり、寺院の近くには高島屋(2016年開業)があります。周辺は地下鉄工事をしてる真っ只中、で街の様子も変わろうとしています。この変化の激しい環境の中で、静かに立ち続ける寺院の姿がなんとも印象的でした。