Under The Same Sky

アシュタンガヨガを練習しています

ハノイとホーチミン

ベトナム旧正月に入る前、わざわざホーチミンからマイソールクラスに参加してくれたベトナムの方がいました。旦那さんがハノイ出身だったり、もともと北部出身で南部に住んでいる人だったりで、旧正月の帰省で北部へ里帰りした人たちでした。

ハノイのクラスへ行ってもいいですか?」

なんて、問い合わせがあり本当に驚きましたが、それと同時にさすがはホーチミンサイゴンだわ。。。と思わずうなってしまったのも事実です。

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私が住んでいるハノイホーチミンは日本でいうと東京と福岡ぐらい離れていて、同じベトナムとは思えないくらい文化も人も言葉も違います。

ハノイ(河内:首都です。)が文化や政治の街ならば、ホーチミン(昔はサイゴン、西貢と呼ばれていた。今でもサイゴンと呼ぶ人が多い。)は商業と経済の街。ハノイは一応緩い四季があるので冬は地味に寒いですが、ホーチミンは雨季と乾季に分かれ、一年中常夏です。土地も人柄も保守的で堅実なハノイに比べて、ホーチミンは革新的でオープンマインド。気候や歴史も含めて二つの街は大きく特徴が異なります。

そのせいか、ベトナム国内で新しい流行やサービスが広まるならば、ハノイでなくまずホーチミンが起点になる場合がほとんど。

例えば、ホーチミンにあってハノイにないものを上げてみると。。。

ハノイにも最近コンビニが激増してますが、地場系ビンマートやサークルK(調べたらアメリカ系だったんですね。)ばかりで今のところ日系のコンビニはありません。私自身昨年ホーチミンへ行った時は、日本の物がたくさん売っていてそりゃーもー驚きました。その他にも、マクドナルドはホーチミンに17店舗に比べてハノイ1店舗、しかも開店に2年くらいかかっての1店舗(2019年現在)。。。スターバックスハノイに来るのは遅かった。(とは言え、私はハノイでマックもスタバも入りませんが。。)

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私はこの違いはヨガにも大きく影響があるのではと思っています。以前ヨガのワークショップでホーチミンへ行きましたが、その時ハノイの人たちとは違う、何か都会の雰囲気に驚きを隠せなかったのをよく覚えています。アシュタンガヨガも然り、ホーチミンの方が認知度がはるかに高い。そして新しいものに敏感なところも。正直な意見として、ハノイの人たちは新しい物にすぐに飛びつかない。一歩引いてみるところがありますね。

だいぶ前、ハノイに来て「ハノイって高崎みたいだよね〜。」と言った方がいましたが、いい線いっている。やっぱりホーチミンが東京かなあ。

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それにしても、常夏のホーチミンから冬のハノイに来た彼女たち、さすがに寒そうだったなあ。ハノイは室内が寒いんだよね。。でも「ハノイに行っても練習がしたい。」なんて、フットワーク軽いな〜って。旧正月後にスタジオのヨガクラスで会ったハノイ人からは、「旧正月は家族と食べて飲んで終わりだよ〜。」ってなんとも正月っぽい答えでそれはそれでベトナムっぽくてほっこり。

とまあ、こんな環境でも住めば都。いやいや、私はハノイで(が)いいんです。4月に入って天気もパッとしないハノイですが、ゆるりと頑張っていこうと思います。