ちょうど1週間前に、ワークパーミット用に健康診断を受けました。
それは基本的な検診(身長、体重、視力、採血、尿検査など)で、婦人科等の特別な検診は入っていません。問診中、クリニックの先生(女医さん)が喉の辺りを触診をした時に変な顔。
「乳がん検査したことある?もしかしたらその可能性があるよ。」
と話あり。
改めて自分の年齢を考えればありえないことではないし、今まで検診を受けたことがない私。丁度同じ年の従姉妹が乳がんを患って、放射線の治療を受けていたところでもあった。それでもさすがにショック。色んなことが頭をよぎる中、クリニックでエコーの検査を手配してくれました。
クリニックでは、日本人担当の方から「腕のいい先生だから安心して大丈夫」と声をかけてもらって元気を出す。こういう時に日本人と話せるってやっぱりいい。ベトナム人で日本語がしゃべれても、なんか違うんだよね。
そして3日後の夕方、エコーの検査を受けにクリニックへ。
クリニックに行く途中、知り合いに会って立ち話。
「最近のハノイも秋らしくなったね、いい天気だね。」なんてことないたわいもない会話。なんだか複雑な気分。お互い同じ空間にいるのに、置かれた状況が違うかもしれない二人が笑いあってるなんて変な気分。
さて、エコーの結果はというと両胸にしこりと左の首の方に炎症のようなもの。
右胸は問題ないけど左胸に癌の疑いあり。。。
ただ結果としては3ヶ月後に再診とする経過観察。
ええええっ、これは悩むよね。。。ちょっと気が遠くなる。他に色々とやることもあるのに、何でって凹んでみる。
そして結局、先生の勧めでマンモグラフィーを受けることに。
クリニックにはマンモグラフィーの検査の為の設備がないため、設備がある病院へ。クリニックの人が予約を取ってくれて、その週の土曜日に検査を受けました。土曜日だというのに結構混んでいた。待ち時間がとても長く感じられる。マンモグラフィーの技師はベトナム人、ベトナム語で問診。。。私がベトナム語が使えるということで、すぐに予約できたのかも。しかも土曜日。外国人の場合、通訳が必要な場合が多いので。
そして今日、やっと結果が。
どうやら癌などの悪性の腫瘍ではなく、今の段階で更なる検査は必要ない。半年後の経過検診とする。
とにかくホッとしました。
この1週間、気が気ではない毎日だった。日本へ一時帰国中、癌や乳癌の話は毎日のように耳にしていたし、婦人科系の治療をした事のある友人知人がいたので、自分自身可能性がないわけではないとは思っていた。
世の中にはもっと重い病気や、突然事故に遭う人もいる。
でもこうやって自分の身に何かが降りかかってみると、ぐるぐると色んな思いが駆け巡る。
それに、自分自身については割と何が起こっても大丈夫だと思ってたけど、やっぱり心は揺れますね。
このこともブログに書こうか悩んだけど、何となく記録に残しておきたいと思って書いています。
本当のところ、明日どうなるかなんて誰も分からない。
改めて日々の日常を大切に過ごしていこうと思います。