え、明日から６月？？？早いものでインドからハノイに戻って１ヶ月半ほど月日が経ちました。
ハノイに戻ってから、とにかく自分の生活を再開させないとって気持ちの方が先に立っていて、心のどこかに置きっぱなしにしていたインドの話を少しシェアしたいと思ってブログに書きます。
改めて気持ちを表現すると、やはり行ってよかったー。ヨガにも色々な流派があって、私は南インドの都市マイソールのシュリ・K・パタビジョイス氏が確立したアシュタンガビンヤサヨーガというスタイルを練習しています。パタビジョイス氏は2009年に亡くなって（享年94歳）、現在は彼の孫であるシャラート師がKPJAYIのダイレクターを務め、指導をしています。
今回インドは４度目でしたが、アシュタンガヨガの総本山のあるマイソールに行くのは初めてで、行ける事になった時は嬉しいと同時に不安もありました。それにまさか自分がここまで行こう！って思うとは、ヨガを始めた時は頭になかったな。。。一歩ベトナムを出てみると、世の中には5年、10年と練習している人たちがザラにいる。。。何年も指導者の元で練習を重ねている練習生と比べると、私はのんびりマイペースで宅練している身。こんな未熟な自分が果たして行って混じって練習できるのか？？？なんて事が頭を過ってしまうのです。自分と他の環境を比べてもしょうがないと頭では分かっているけど、他の環境を知ってしまうとやっぱり指導者の元で練習できるのは羨ましいなと思ってしまうのも人情。。。
でも実際に行ってみての練習は、とっても気持ちのいいものでした。これ自分が一番驚いたけどね 笑。
シャラと呼ばれる道場の中は練習生で一杯。本当にヨガマット一枚をやっと引けるスペースでの練習で、シャラート先生も細かい指導がある訳ではありません。（この辺りKPJAYIで練習するべきかしないべきか、賛否両論ある部分もあるようですが。。）でもあのシャラでの練習は本当に心地のいいものだった。自分の練習中はさすがにキョロキョロと周りを見る事はないけど（できないし）、練習を待っている間に他の練習生の練習をかい間見る事が出来たり、私の練習を見てた人が感想を言ってくれたり。（実はコレがすごーく発見だった）宅練＝独りで練習なので、ハノイにいるとこういう機会がないのです。大勢の人たちの呼吸と熱気とエネルギー、そしてシャラート先生の見てないようで、あ、実は見てたのね、と感じる緊張感と見守り感。マイソールを発つ時はまたここに戻って練習しようと心に誓ってました。行けるといいな。
"Practices make [a place] spritual. If there are many spritual people, it becomes spritual place."
練習がその場所をスピリチュアルな場所にします。もしそこに多くのスピリチュアルな人々が集まれば、そこはスピリチュアルな場所となるのです。
"When they are silently doing practice, it generates a certain energy, which makes the whole environment peaceful. Silence is the only method to bring peace. Once your mind is silent then everything becomes silent serene. The whole concept, the purpose of doing yoga is to bring silence, to bring peace to your mind."
ヨガの練習を静かにするとき、それは確かなエネルギーを生み出し、それは環境全体を平和的なものにします。静寂は平穏をもたらす唯一の方法です。一度あなたのマインドが静かになれば、すべてが静かで穏やかになります。全体の概念、ヨガをすることの目的は静寂をもたらし、心を平穏にもたらすことです。
by R. Sharath Jois
最近のインタビュー記事を抜粋させていただきました。
Sitting Down with R. Sharath Jois – LA Yoga Magazine – Ayurveda & Health
