Under The Same Sky

アシュタンガヨガを練習しています

Pray for Japan 3.11

あの日私はハノイにいて、何事もなく通常の業務をこなしていた。

スマートフォンを手にしていた上司や同僚が、素早くニュースを読み取って日本で大きな地震が起きたらしいと教えてくれた。その後自分の席へ戻ってメールをチェックすると都内でも地震の影響を受けているとメールが入っていた。皆が新聞やテレビを常にチェックして、被災地や日本の家族の安否を願った。

その後去年祖父が亡くなり、お葬式の日取りが3月11日だったために日本へ一時帰国をした。この時期に日本へ帰国するのは震災後初めてだった。実は祖父のお葬式以上に、震災後のムード(それはテレビやマスコミで流れる情報)にショックを受けた。やはり実際に日本で感じる震災と、ハノイで感じていた震災は違うのだ。それは流れる情報量の多さにもよるのかもしれないけど、まだまだ復興が追いついていなかったり、原発の後処理で放置された黒いゴミ袋の山の現状を知ったり、久しぶりに戻って見える日本にとても悲しい感情が湧き上がった。それに、そう思いながらも何もできない自分に対しても憤りを感じたのを覚えている。この時期に日本へ帰らなければ、もしかしたら心の底からこの感情は湧かなかったかもしれない。

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震災で命を失ってしまった方々、そして被災地の方々が1日も早く元の生活に戻り、笑顔で暮らせるように、ここインドの地からお祈りします。