Under The Same Sky

アシュタンガヨガを練習しています

羨ましいと思う気持ち

「隣の芝生が青く見える」よくある話です。

自分と他人を比べるな!と言われても、比べてしまうのが人の性。。。

アサナの練習をしていても、あの人あんなポーズできるのに!!って比べてしまう事ってありますよね。私って体固いからー、とか。

フルタイムで働いていたとき、少しずつ始めたヨガをどうやって継続させていけるかよく考えてました。朝8時から夕方6時までが就業時間、6時半からスタートするスタジオのレッスンにはいつも滑り込みだった。朝も4時に起きて練習した事もあったけど、出勤するとモーレツに眠くなる事もあり、結構キツかった。(何度か寝坊して、通勤車に乗り遅れたこともある。笑)結局落ち着いて確保できた時間はお昼休み。1時間しかなかったけど、軽くお昼を済ませて事務所内の会議室や物置にマットを敷いて練習した。

気持ちが乗っていなかったり疲れている時は、マットに座ってボーッとしている事も多かったけどね。。。(前の晩飲み過ぎてそのまま寝てたりね。爆)

でもあの時は、自由に時間が取れてヨガの練習に集中できる人がすごく羨ましかった。

(今思うと憧れに近いんだろうなぁ)

自分の知らない所でどんどん何かが進んでいるような気がしてならなかった。

ただ、仕事を辞めて時間のある環境に身を置いたとき、ものすごいストレスに襲われた。「仕事のある生活の中でのヨガ(アサナの練習)」が、そうではなくなってしまった事がモーレツにキツかった。他に何か責任のある状態、生活、環境が抜け落ちて、ヨガ(アサナの練習)に向き合うのがどうしようもなくストレスだった。

ヨガの用語で「グラウンディング(地に足をつける)」という表現があるのですが、自分がまったく地に着いていないような気がして。

当分フルタイムの仕事はしないぞ!と決めたのはいいけど、実際は不安なもので。。。

当時は意外にも、仕事中心の生活でのアサナの練習が恋しくてしょうがない自分がいました。

それに、あんなに制約もなくアサナの練習に打ち込める人に対して羨ましいと思っていたのにね。

色々な意味で自分の軸が不安定で、バランスが取れていない時期だったと思う。

自分にとって地に足をつける事ってどういう事なのか、どうしたら快適で心地よい環境を作って行けるのか、そんな事をよく考えた。

人それぞれの生活スタイル、バックグラウンド、家族構成、職業、年齢、性別、皆同じではありません。個々のアサナの取り組み方や向き合い方、一概にこれ!ってなかなか言えないです。ただ、せっかく出会ったヨガ、今置かれた自分の環境の中でうまく取り入れて行く事が大切なんじゃないかなって改めて思っています。

だって、ヨガを実践して行く中で、一番繊細に自分の体や心の変化を感じ取れるのって自分自身だと思うし。

正直言うと、今あるこの環境に慣れても「うわ〜、この人ウラヤマシ〜」って思うことばかり。。。こういう気持ちってきっと際限ないんだろうな。修行が足りないのか。。。

でも羨ましい気持ちや憧れを持つ事は悪い事ではないよね、その中になりたい自分があったりする訳だし。どんなに年を重ねてもね。っふ。

今ここにいる自分ときちんと向き合って、居心地のいい環境を作って行けたらいいなと思います。