Under The Same Sky

アシュタンガヨガを練習しています

Back to the ドンキー村と旧ハタイ省

そういえば8月にめったにない通訳の仕事があり、ハノイ郊外にある伝統工芸村「ドンキー村」と「ハータイ村」へ行って来た。

(写真を見つけて思い出しました。)

ドンキー村の螺鈿細工の職人Phuongさん、10代の頃からこの道に入った熟練の職人さんです。お兄さん夫婦はラオスで工房を持って職人をしているとか。

螺鈿細工の仕事はすごく細かい手作業で行われていて、現在村で作業しているのはほんの数人だとか。それに年を経ると目が悪くなるので仕事ができなくなるので寿命の短い仕事。今の若い人たちは稼ぎのいい工場の仕事を選ぶらしい。

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このドンキー村では木製の家具を作っていて、その多くが中国へ輸出されているそう。この日は国に戻っていたようで見かけなかったけど、いつもは大勢の中国人が滞在しているらしい。中国語も目についた。村にはいくつも家具を作っている工場や資材置き場があり、どしっとした木の板に重厚な家具が目に付く。

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そして刺繍村(名前を忘れました...)この場所は以前ハタイ省と呼ばれていて、2008年のハノイ市拡大計画により、ハノイ市に吸収合併されています。刺繍村=ハタイと思っていた私の中にはハタイしかなく、小さな村の名前を失念してしまいました。この集落の近くには大きな刺繍の工場があるようですが、手刺繍をしているお宅にお邪魔させていただきました。

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ハノイ市内から車で45分ほどの場所、家に入ると大きな仏壇が。その奥にはこの家で制作したと思われる刺繍絵が飾られていました。

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そして制作途中の刺繍絵。細かいです。写真を元にチクチクチクチク...。家々を覗くと女性達が一生懸命作業をしていました。ただ、ここでもこうやって手で作業をする人が少なくなっているよう。刺繍絵の他に、農業で生計を立てているそうです。

 

時間もなく慌ただしく廻ってしまったけど、久しぶりに色々な所へ行けて楽しかったし改めて勉強になったことも多い数日を過ごすことができました。1人ではなかなか行くチャンスもないしね。もう少しきちんと写真を撮っておけばよかったと少し後悔。(いや、仕事だったし→言い訳)